津城跡
続日本100名城の一つです。
織田信長の弟・織田信包(おだのぶかね)が天正8年(1580)に津城を創築しました。その時は五層の天守閣が
あったそうです。
その後、藤堂高虎が入封して慶長16年(1611)に大規模な改修がされ城下町を整備しました。
本丸を広げ石垣を高くして北側の石垣に角櫓を築き、堀も整備しましたが天守閣は再建されませんでした。
津城は典型的な平城で堀が「回」の字形に二重に巡っている輪郭式または囲郭式といわれる形の城です。
現在はお城公園として市民に親しまれています。
公園の中心に藤堂高虎像があります。
現在は天守閣などは無く、お城公園となっていますので、他の城址と比べて普通の公園のようです。ただ、お堀と石垣は立派です。そこはさすがに城跡だとうかがえます。
アクセス
住所
〒514-0033 三重県津市丸之内33−5
近鉄線津新町駅より約1.2㎞徒歩15分
駐車場
津城跡の東側に駐車場があります。
開場時間 | 7:00~20:00 |
料金 | 30分まで100円 30分超~15時間まで30分50円 ただし、1営業日当たり上限額は1000円 |
詳細は以下のホームページを参照ください。
津観音大宝院
恵日山(えにちざん)観音寺、通称「津観音(つかんのん)」は709年開山で1300年以上の歴史があり、日本三観音の一つとされています。
上安全、五穀豊穣、所願成就の観音様として深く信仰を集めています。
昭和20年(1945)7月の太平洋戦争の津大空襲により焼失しましたが、現在は本堂、五重塔など建物も復興・再建されました。
資料館では文化財の公開も行われています。
すぐ前には大門通りもあり、商店街となっています。
毎月5,10,15,20,25,30日は五十市が開催されています。
春はおひなさん、夏は夜店、秋は津まつりで賑わいます。
詳細は以下のホームページを参照ください。
日本3大観音は津観音の他、浅草観音(東京都台東区 金龍山浅草寺) 、 大須観音(愛知県名古屋市中区 北野山真福寺)があります。浅草観音は浅草寺という方が有名ですね。こちらは多くの方が訪れたことがあるのではないでしょうか。
また大須観音も名古屋市の中心にあり、地下鉄の駅名でもあります。こちらも有名な観音様です。
規模は津観音以外の観音様の方が大きいように感じます。
近鉄特急「ひのとり」
今回、名古屋まで新幹線で移動し、名古屋駅から近鉄特急「ひのとり」で三重県津市まで移動しました。
その「ひのとり」を紹介します。
「ひのとり」とは
デビューは2020年3月14日、この日に営業運転を開始しました。
6両編成もしくは8両編成で1両目と最後尾の車両(6両目もしくは8両目)がプレミアムシートでその他はレギュラーシートで全席指定です。
近鉄名古屋駅から大阪難波駅まで2時間8分の所要時間です。
時刻と料金
平日はどちらからの駅発も7:00~21:00まで毎時00分発で、土・休日はどちらの駅からも7:00~21:00(大阪難波は6:00~21:00)まで毎時00分とその他に大阪難波発は16:20、17:20、18:20と近鉄名古屋発は16:25、17:25、18:25の3往復分が追加されます。
近鉄名古屋駅発
時 | 平日 | 土・休日 |
---|---|---|
6 | ||
7 | 00 | 00 |
8 | 00 | 00 |
9 | 00 | 00 |
10 | 00 | 00 |
11 | 00 | 00 |
12 | 00 | 00 |
13 | 00 | 00 |
14 | 00 | 00 |
15 | 00 | 00 |
16 | 00 | 00,25 |
17 | 00 | 00,25 |
18 | 00 | 00,25 |
19 | 00 | 00 |
20 | 00 | 00 |
21 | 00 | 00 |
大阪難波駅発
時 | 平日 | 土・休日 |
---|---|---|
6 | 00 | |
7 | 00 | 00 |
8 | 00 | 00 |
9 | 00 | 00 |
10 | 00 | 00 |
11 | 00 | 00 |
12 | 00 | 00 |
13 | 00 | 00 |
14 | 00 | 00 |
15 | 00 | 00 |
16 | 00 | 00,20 |
17 | 00 | 00,20 |
18 | 00 | 00,20 |
19 | 00 | 00 |
20 | 00 | 00 |
21 | 00 | 00 |
料金は、近鉄名古屋から津までレギュラーシートがおとな2040円、プレミアムシートが2340円、大阪難波までレギュラーシートが4530円、プレミアムシートが5230円です。
今回は出張での利用ですので贅沢はせずレギュラーシートに乗車しました。
(詳しくはこちらをクリック)
車内について
シートはレギュラーシートでも十分に広く、リクライニングしても後ろの方に配慮された設計「バックシェル」を採用している為、後ろの方の前方が狭くならず倒しすぎの迷惑はほとんどありません。
テーブルは正面のテーブルの他、片側の肘置き内にもテーブルがあり、正面にパソコン、おつまみをサイドテーブルに、ドリンクをドリンクホルダに置き、困ることはなさそうです。
バックシェルとは
背もたれが前にスライドして倒れる仕組みになっていたり、あらかじめ倒れる範囲が決まっているシートで、後ろの人に気を遣う事がありません。最近、高速バスのシートで採用されています。
また、高さ調整可能な足置きもありますので、靴を脱いでリラックスし、とても便利かつ快適な旅が楽しめます。
勿論、各座席にAC電源もありますのでパソコンを電源につなげながら作業もできますし、Free-Wifiもありますので、インターネットも楽しめます。
旅行だけではなく、ビジネスマンも快適に過ごせる設備が整っています。1号車(6号車もしくは8号車)にはくつろげるベンチシート、大型荷物を置ける無料のロッカー、カフェスポットもあり便利です。その他、全席空気清浄機を設置され、今のご時勢に配慮されています。
紫外線・赤外線カットされた大型窓を採用していますので、車窓も楽しめます。
ホームページには
これまでにないくつろぎを、特急に。
移動時間を、くつろぎの時間へ。
「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとした、
これまでにない移動空間をもつ特急です。
とあります。
今回は45分と短い時間でしたが、それを実感するのに十分でした。
Free Wifiについて
「ひのとり」では、無線LAN対応のモバイル端末でインターネットへ無料で接続できる「Free Wifi」を利用できますが、更に「Free Wifi」に接続すると無料で週刊誌や旅行ガイドなどの雑誌やビジネス書(要約)を閲覧サービスを受けられます。
「Free Wifi」への接続方法は簡単です。SNSでログインするかメールアドレスでログインできます。
その他
ネーミングについて、ホームページにも記載されていますが、先進的でスピード感のある車体フォルム、深い艶感のあるメタリックレッドの外観デザイン、ゆったりとした空間や上質のサービスを提供する気品あるイメージを、翼を大きく広げて飛翔する「ひのとり」に重ね合わせて命名されたようです。
また2020年にグッドデザイン賞、2021年ブルーリボン賞を受賞しています。
詳しくは近鉄のホームページを参照ください。
数年前、伊勢に旅行に行く際に観光特急「しまかぜ」を利用したこともありましたが、近鉄の特急はどれも車両やシートが特徴的でとても快適に旅ができます。利用者の事、よく考えられていますよね。
最後に
今回は出張で三重県津市までいきました。その際に乗車した近鉄特急「ひのとり」の紹介、いつもの朝散歩で寄った津城跡と津観音大宝院を紹介しました。津駅周辺からこの2つと別ページのポケふた(ポケモンマンホール)を回って1時間30分かからない程度でした。ちょっと長い散歩でしたが、健康にはちょうどいい距離ですかね?
津市には他にも高田本山専修寺御影堂・如来堂がありますが、時間が無くそこまでは回れませんでした。次回来ることがあればぜひ寄ってみたいと思います。
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