宇都宮城址とは
栃木県宇都宮市にあります。
JR宇都宮駅から西へ歩いて20分くらいのところになります。
別名を「亀ヶ岡城」と言います。
現在は城址公園となっていて、市民が散歩やジョギングをするのどかな場所となっています。実際、おじさんも出張で宇都宮に来たときはこのお城の周りを散歩しました。
城壁跡の下には、「宇都宮城ものしり館」と「まちあるき情報館」があり宇都宮城の事と宇都宮の街の事を知ることができます。
城址公園の近くには無料の駐車場もあり、便利です。今回は車で近くに来たので、おじさんも無料の駐車場に車を停めて見学しました。最初は本当に無料なのかと思いましたが、本当に無料でした。本当に便利です。
宇都宮城の歴史
築城年は定かではなく、平安時代後期の11世紀ごろと言われています。藤原宗円が二荒山の南に居館を構えたのが最初です。当時はお城というより館でした。
鎌倉時代から、宇都宮一帯を支配してきたのは宇都宮氏でした。
南北朝時代から戦国時代は、日本中が戦乱に巻き込まれましたが、宇都宮城とその周辺もたびたび戦乱に巻き込まれ、上杉氏、武田氏らに攻め込まれました。小田原北条氏にも攻め込まれ、その攻撃により城下町が焼かれたこともあります。
このころの宇都宮城は敵の攻撃から守るために深い堀と高い土塁を持つ守りの固いお城となっていきました。
およそ500年間宇都宮を支配してきた宇都宮氏ですが、豊臣秀吉に滅ぼされました。
江戸時代には譜代大名の居城となりましたが、その中でも本田正純は城と城下町の作り替えを行いました。現在の宇都宮市中心部の骨格はこの時に作られたものと言われています。本丸には将軍が宿泊する御成御殿が建てられ、将軍が日光に参詣する際には宇都宮城に宿泊したと伝えられています。
宇都宮城は幕末の戊辰戦争のおりに消失してしまい、堀も次第に埋められて土塁も崩されてしまいました。しかし、およそ140年後、城の一部が忠実に復元され、現在の宇都宮城址公園となっています。
釣り天井事件って何のこと?
宇都宮城主・本多正純が日光社参から帰る将軍を、からくり仕掛けの天井を作って暗殺しようとしたしたという事件の事です。もちろん事実ではありません。正純が突然宇都宮城を取り上げられて、出羽(秋田県)へ流されたことから生まれた創作です。その後、講談・芝居の題材となり、全国的に広まりました。
宇都宮城址公園
宇都宮城址は今は宇都宮城址公園となっています。
宇都宮城址公園の土塁上は歩けるようになっており、清明台と富士見櫓という2つの櫓が再建されています。どちらの櫓も建物内に入って見ることができます。(2階部分は毎月第3日曜日のみ見学可能です。)
城址公園の南側には、二の丸と三の丸をつないでいたという土橋の石垣が復元されています。本物は地下に保存されているため目にすることはできませんが、二の丸と三の丸のだいたいの位置がつかめます。
宇都宮城址公園の観光情報
住所 | 栃木県宇都宮市本丸町 |
---|---|
開館時間 | 土塁上と櫓、宇都宮城ものしり館、まちあるき情報館、清明館歴史展示室は9時~19時 |
休館日 | 年末年始 |
入館料 | なし |
駐車場 | あり(無料) |
宇都宮城址公園への交通アクセス
電車にて | JR宇都宮駅より徒歩20分 東武宇都宮線 東武宇都宮駅より徒歩10分 |
路線バスにて | JR宇都宮駅より 関東バス市内循環線(きぶな)⌈宇都宮城址公園入口⌋にて下車、徒歩2分 東武宇都宮線 東武宇都宮駅より 東野バス宇都宮東武行き⌈本丸西通り⌋または⌈城址公園南⌋にて下車、 徒歩すぐ |
自動車にて | 東北自動車道 鹿沼ICより20分前後 東北自動車道 宇都宮ICより25分前後 北関東自動車道 宇都宮上三川ICより20分前後 |
清明台
- 木造2階
- 本瓦葺
- 大きさ:約5.9m×約6.9m
- 高さ:約10m
- 壁:土壁白漆喰塗り
富士見櫓
- 木造2階
- 本瓦葺
- 大きさ:約5.9m×約7.9m
- 高さ:約10m
- 壁:土壁白漆喰塗り
宇都宮城ものしり館
宇都宮城ものしり館には宇都宮城と城下町の模型などが展示されており、動画で宇都宮城の歴史なども鑑賞できます。
まちあるき情報館
宇都宮城ものしり館の対面にあるまちあるき情報館では宇都宮市内の観光情報を入手できます。
公園の土塁・お堀など
その他、城址公園内には4種類の桜(河津桜、大山桜、ソメイヨシノ、しだれ桜)が植えられており、春にはタイミングをずらしてそれぞれ違った花で楽しませてくれます。
宇都宮のグルメ(餃子専門店 5選)
宇都宮と言えばやっぱり餃子です。駅の周辺にも駅ビル内にも多くの餃子店がお店を構えています。
宇都宮みんみん
宇都宮と言えば「宇都宮みんみん」本店では行列ができるほどの人気で焼き餃子と水餃子とビールがあれば、いう事なし。
宇都宮みんみん本店はJR宇都宮駅から歩いて15分ぐらいのところにあります。
この通りは今では「餃子通り」と言われ、多くの餃子店が構えています。
JR宇都宮駅直結のパセオの3Fにもお店はあります。宇都宮みんみんパセオ店
宇都宮餃子専門店 悟空
「餃子通り」の中央のあたりにある餃子専門店「悟空」 餃子だけではなく栃木県のソウルフード「佐野ラーメン」も一緒にお召し上がれます。ラーメン餃子セットも人気です。金曜日が定休日なのですが、木曜日などもお休みの日もあるので、行く前にチェックしてから行きましょう。
ぎょうざ専門店 正嗣
「餃子通り」にあります、ぎょうざ専門 正嗣(まさし)本店。ここも人気店で焼き餃子と水餃子しか販売していません。火曜日と水曜日が定休日で開店時間も
[平日] 11:30~14:30頃 ※テイクアウト16:00頃まで(売切れ次第終了)
[土日] ※テイクアウトのみ11:30~17:00頃まで
となっていますので、時間には気をつけて下さい。
餃子といえば芭莉龍
餃子といえば芭莉龍(ばりろん)はJR宇都宮駅直結の宇都宮パセオ店内1Fにあります。こちらは餃子とお酒/カフェといった形態です。お酒を飲みながら餃子というスタイルはサラリーマンにはたまりません。
通信販売はこちら。
元祖 宇味家(うまいや)
宇味家 宇都宮駅前店はJR宇都宮駅西口から出て左にあります。いつも行列ができる人気店です。焼き餃子、水餃子、揚げ餃子、フライ餃子の他に、支那そばや佐野ラーメンなどもお召し上がれます。他にもフライドポテトや枝豆などビールの定番のおつまみも一緒に味わえます。
JR宇都宮駅構内(パセオ2F)にも店舗があります。
JR宇都宮駅周辺や東武宇都宮駅周辺にもたくさんの餃子専門店があります。上記はほんの一例です。
その他、宇都宮餃子会という協同組合があります。そちらのホームページに各店舗の詳細が記載されています。詳しくはそちらのホームページを参照してください。
参照文献:宇都宮餃子会公式サイト、宇都宮市ホームページ
コメント