今回は千葉県の4か所あるポケふたを回ってきました。今回は全て香取市内でした。
「ポケふた」の紹介はこちらのページの最初に記載させて頂きましたので、ぜひご覧ください。
「タイレーツ ココカラ」香取市
場所
〒287-0003千葉県香取市佐原イ1722-1
ここは国が選定した重要伝統的建造物群保存地区があります。江戸時代から昭和初期に建てられた商家や土蔵が軒を連ねており、日本で初めて実測による日本地図を作成した「伊能忠敬」の旧宅があります。
小野川沿いの重要伝統的建造物群保存地区は、岡山県倉敷市の美観地区に雰囲気が似ています。
ポケふたはその街並みの中の伊能忠敬記念館の前にあります。
目印はその「伊能忠敬記念館」です。
伊能忠敬旧宅
伊能忠敬(1745-1818)が17歳から50歳まで30年余りを過ごした家で、国の史跡に指定されています。醸造業などを営んでいた伊能家の土蔵造りの店舗のほか、炊事場、書院、土蔵が残っています。
土蔵は古い様式を残し、また店舗と正門は忠敬が婿養子に入る以前に建てられていたことから、佐原でも古い時代の建物といえ、小野川に面した旧宅の正面には「だし」と呼ばれる荷揚げ場があり、今は観光船の乗り場になっています。
また、小野川をはさんで建つ「伊能忠敬記念館」との間には、樋橋(通称:じゃあじゃあ橋)がかかっており、樋橋から流れ落ちる水の音は「残したい”日本の音風景100選”」に選定されています。
インフォメーション
開館時間 | 9:00~16:30 |
休館日 | 年末年始 |
入館料 | 無料 |
伊能忠敬とは
江戸時代、日本国中を測量してまわり、初めて実測による日本地図を完成させた偉い人です。
忠敬は、延享2年(1745)現在の千葉県九十九里町で生まれ、横芝光町で青年時代を過ごし、17歳で伊能家当主となり、佐原で家業の他の村の為名主や村方後見として活躍しました。
その後、家督を譲り隠居して50歳で江戸に出て55歳から71歳まで10回にわたり測量を行いました。
その結果完成した地図は、極めて精度の高いもので、ヨーロッパにおいて高く評価されました。その地図は明治時代以降国内の基本図の一翼を担いました。
55歳を過ぎてから偉業を達成している凄い人で世の中のおじさんたちに希望を与えます。
日本全国の測量
最初の測量は第一次の蝦夷地測量です。根室の近くのニシベツまで往復3,200キロを180日かけて歩測し、途中81ヶ所で天体観測をおこないました。
蝦夷地の実測図は大変高く評価されました。現在図と較べても経度を補正すれば、地形は重なり、かなり高精度だったと言えます。
第二次測量では測量方法を改善し、間縄を使って本州東海岸の測量を始めました。
(第一次の蝦夷地測量では全行程とも歩測)
次に、第三次測量では出羽から日本海沿岸、第四次測量では東海道・北陸道沿海と測量が続けられ、文化元年(1804)には東日本の地図が完成しました。
その年の九月、第11代将軍・徳川家斉の台覧をうけました。
台覧とは
身分の高い人が見ること
ここまでは幕府が補助金を出した忠敬の個人事業であったが、このあと、忠敬は幕臣に登用され、幕府測量隊として多数の部下をつれて、老中の御証文(ごしょうもん)を持って西国の海岸と主要街道を測量しました。
その後、第五次は東海道・紀伊半島・山陽道・山陰道沿岸、第六次は四国地方沿岸・大和路、第七次は九州東側沿岸、第八次は九州、第九次は伊豆七島他と測量を続けました。
伊能隊の全測量日数の約八割は幕府事業として遂行されました。
文化15年・文政元年4月13日(1818.5.17)忠敬は、移っていた八丁堀の地図御用所(自宅)で73歳の生涯を閉じました。
地図は未完だったので、喪を秘して下役、門人の手で作業が継続され、幕府に提出されたのは、死後3年余の文政4年7月10日(1821.8.7)でした。
正式な名称を 大日本沿海輿地全図(だいにっぽんえんかいよちぜんず)といい、大図214枚、中図8枚、小図3枚からなっています。
詳細は以下のホームページを参照ください。
伊能忠敬記念館
1998年に開館しました。
国宝に指定された伊能図や測量器具、書状などが展示されています。
豊富な資料で忠敬の人生を年代順に追い、忠敬の偉業と伊能図の魅力を紹介する施設です。
(国宝指定 伊能忠敬関連資料2,345点(平成22年))
詳細は以下のホームページを参照ください。
インフォメーション
入館料 | 大人 | 小・中学生 |
---|---|---|
個人 | 500円 | 250円 |
団体(15人以上) | 450円 | 200円 |
住所 | 〒287-0003 千葉県香取市佐原イ1722番地1 |
開館時間 | 9:00~16:30 |
休館日 | 9:00~16:30 |
駐車場 | 町並み観光駐車場(普通車のみ70台:有料 1日500円) 利用時間 9:00~17:00 |
重要伝統的建造物群保存地区
小野川沿いの重要伝統的建造物群保存地区は、岡山県倉敷市の美観地区に雰囲気が似ています。
「ガラルカモネギ」香取市
場所
〒287-003千葉県香取市佐原イ109-14
ここはJR鹿島線成田線佐原駅前のロータリーにあります。
駅前には伊能忠敬翁像があります。また、佐原駅広場案内の看板があります。
JR佐原駅
香取市の中心の駅が佐原駅です。現在、JR鹿島線、JR成田線が乗り入れています。
佐原駅は明治33年(1898)2月3日に成田鉄道の駅として開業しました。
平成22年(2010)まで開業時の位置にある駅舎が使用されており、駅前広場も平成26年(2014)までほぼ同じ形態で使用されていましたが、平成23年(2011)に駅舎が、平成27(2015)年に駅前広場が新しく生まれ変わりました。
佐原の町並みを形成する最大要素が軒を連続する町屋であることから、日本瓦屋根と杉赤身材(地場材)を取り入れた町家の意匠を感じられる駅舎デザインで2011年に完成しました。
佐原駅前広場の整備は2015年9月に完了し、それまで駅周辺に分散していたバス停を広場のロータリーにまとめられました。
ロータリーの中心に佐原市の偉人・伊能忠敬翁像があります。
「ハスボー タネボー ムクバード」香取市
場所
〒287-0003 千葉県香取市イ4053−3
道の駅「水の郷さわら」内にある地域物産館の入り口より少し北側のところにポケふたがあります。
ポケふたのマンホールの横には、千葉県のポケふたの説明が書いてありました。
道の駅「水の郷さわら」
利根川沿いにあり、「川の駅 水の郷さわら」と併設されています。
ここは佐原広域交流拠点整備事業により、国・千葉県・香取市が協働してできた施設です。
利根川下流部における防災拠点としての利用の他、利根川の自然環境を活かしたカヌー等の水辺の利用拠点や利根川における舟運による交通と道路による交通との利便性を活かした交通の交流拠点ともなっています。
また、道の駅では、地元産のお米、野菜、果物をはじめ、お弁当やお土産品も豊富に取り揃えています。
営業時間 | 道の駅(特産品販売所・フードコート) 9:00~19:00 (物産館)9:00~18:00 川の駅 9:00~17:00 |
定休日 | 道の駅 無休 川の駅 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
駐車場 | 普通車136台 大型22台 障害者対応4台 大型自動二輪用20台 無料 |
「フラージェス ヤヤコマ」香取市
場所
〒287-0801 千葉県香取市佐原ハ4549-1
水郷佐原あやめパークの入り口付近にあります。
入り口前の広場にありますのでわかりやすく、すぐ見つかるかと思います。
水郷佐原あやめパーク
水郷筑波国定公園内に位置し、約8ヘクタールのパークには、島や橋・水面などを配置し、昔懐かしい水郷の情緒が味わえます。
6月の「あやめ祭り」では、江戸・肥後・伊勢系など400品種150万本のハナショウブが咲き乱れ、一面を色とりどりに染め上げます。 また、7月から8月にかけては「はす祭り」を開催し、約300品種のハスが鑑賞できます。
今年はあやめ祭りが5月28日~6月19日、はす祭りが7月2日~8月14日でした。
あやめ祭り
約400品種150万本の花菖蒲が咲き乱れ、一面を紫色の絨毯に染め上げます。
また、全国数ある花菖蒲園のなかでも、園内をサッパ舟とよばれる小舟に乗って巡ることができるのも、ここ水郷佐原あやめパークだけです。
水面を吹き抜ける爽やかな初夏の風とともに、格段の美しさを誇るハナショウブをお楽しみください。
はす祭り
約300品種の花ハスを栽培し、品種数では日本一を誇ります。
2000年前の種から発芽した大賀ハスや、花弁の数が1000枚以上ある千弁蓮など非常に珍しい花を見ることができます。
日本一のハスを是非ご覧ください。
入園料金
1名あたり | 4月・9月~11月 | 5月~8月 | あやめ祭り期間中 | 12月~3月 |
---|---|---|---|---|
一般大人 | 200円 | 600円 | 800円 | 無料 |
65歳以上(※1) | 150円 | 500円 | 700円 | 無料 |
小・中学生 | 100円 | 300円 | 400円 | 無料 |
大人(団体) | 150円 | 500円 | 700円 | 無料 |
小・中学生(団体) | 70円 | 250円 | 350円 | 無料 |
障害者(※2) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
※1・・・65歳以上の方は年齢を証明できるものを提示。
※2・・・次の手帳の交付を受けた人。なお、当該障害者1人につき介護者1人を免除。
(身体障害者手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、精神障害者保健福祉手帳)
注釈:窓口で該当の手帳を必ず提示。
園内体験メニュー【料金:税込】
・園内舟めぐり(約20分)中学生以上500円
3歳以上200円
※舟めぐりの運航スケジュールに関してはこちらでご確認ください。
・フラワーカート乗車
園内周遊(1周約10分) 小学生以上 100円
中学生以上 200円
※ペットの同乗は不可です。
・ドッグラン 1頭 300円
※令和4年5月1日より料金が1頭300円となります。予めご了承ください。
・こいのえさやり 1袋 100円
・ザリガニ釣り *セット貸出代おひとり100円
開園時間
あやめ祭り(5/28~6/19) | 8:00~18:00 |
はす祭り(7/2~8/14) | 8:00~16:30 |
その他の期間 | 9:00~16:30 |
休園日
月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始12月28日~1月4日
園内マップはこちらをご覧ください。(ここをクリック)
アクセス
車の場合
東関東自動車道 佐原香取ICから30分。大栄ICから30分。
圏央道 神崎ICから25分。
無料駐車場 乗用車…500台、大型バス…30台
電車・バスの場合
JR成田線佐原駅から
【佐原循環バス(北佐原・新島ルート)】(月曜日から金曜日の平日のみ運行)
「佐原駅」乗車「水郷佐原あやめパーク」下車(所要時間約35分、運賃300円)
佐原循環バス【北佐原・新島ルート】詳細はコチラ
【タクシー】
「佐原駅」乗車「水郷佐原あやめパーク」下車(所要時間約20分)
都市交通 電話0120-071-258
北総自動車 電話0120-25-4131
最後に
千葉県にポケふたは香取市に4か所あるだけでした。今回は全て車で回ってきました。3か所は近いのですが、1か所は車で20分ほど運転しないと着きませんので歩いては無理なようです。
今回のご紹介でポケふたを簡単に見つけられると思いますので、お子さんと一緒にポケふた巡りは如何でしょうか?
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